workshopBBS にオーバーヒートでヘッドガスケットを抜いてしまった方の書き込みがありましたが、案の定、既にヘッドガスケットはゴソウダン部品で入手不能とのこと。まぁ、「ヘッドガスケットだけ」があってもエンジンの O/H が出来るわけではないのですが、でも、ヘッドガスケットが無いことには手も足も出ませんよね?で、何とかならないものかとガスケットメーカーさんに特注製作の相談をしてみたところ、コスト度外視(^^;)で良ければ 1 枚でも製作してくれるとのことでした〜! …でも度外視できないですよね ^^;
そこで oga-EG では BBS で希望者を募り、コスト度内視(?)でガスケットの特注製作にトライしてみました!
写真が小さいですが(^^;)、左が TURBO 車用の純正ガスケット。右が NA 車用の純正ガスケット。中央が今回製作した NA / TURBO 車共用の特注ガスケットです。
異なっているのはこのボアリングの材質とボアリング接続部分の形状です。
これは純正の TURBO 車用のボアリングの部分ですが、よく見ると矢印の部分が真円から少し外側に歪んでいるのが判ります(NA 用も同様)。… と、ヘッドガスケットはガスケットメーカーさんに標準で 68φ のボアリングが有ったために話は順調だったのですが、同時に製作しようとしたマニホールドガスケットでは、インテークポート用のリングに合うものがガスケットメーカーさんに無く、これを特注で製作すると今回程度の発注量では現実的な価格にならないため、取り外した中古のガスケットを補強するための銅板を製作してみました!
これは、少し前にヘッドガスケットは手に入ったものの、マニホールドガスケットが手に入らなかったためにこの手でエンジンを OH してもらった方がいたのと、カブの部品取り車を持っている方に実際に外してみていただいたところ、特にヘッドやマニホールドとガスケットの固着もなく、マニホールドを外したら自重でガスケットがポロッと落ちてきたとの情報があったために実行しました。
僕が過去にバラしたことがある数台のエンジンでも、マニホールドガスケットを外した時の感じはそんな印象だったのでたぶん問題ないと思いますが、個体の状況によっては外したガスケットが再使用に耐えられないことも考えられますので、実際に行われる場合は自己責任でお願いします。
こちらは NA 車用です。
こちらは TURBO 車用です。このようにマニホールドガスケットは NA 用と TURBO 用で形状が異なるためにそれぞれ抜き型を起こす必要があり、ヘッドガスケットのように共通化してコストダウンすることが出来ませんでした。
マニホールドガスケット用の補強銅板の使用方法です。さて、この特注ガスケットですが、今回 BBS で購入希望者を募集したところ、35 名の方から下記の枚数のオーダーが入り、型費や諸経費を含めて算出した領布単価がこのようになりました。
| 製品名 | 受注数 | 単価 (税込み) |
|---|---|---|
| ヘッドガスケット (NA / TURBO 共用) | 53 枚 | 4,900 円 / 枚 |
| NA マニホールド用銅板 | 19 セット (1 セット = 2 枚) | 3,500 円 / セット |
| TURBO マニホールド用銅板 | 16 セット (1 セット = 2 枚) | 3,900 円 / セット |
今回は BBS でオーダーが入った分しか生産しませんでしたので手元に在庫はありませんが、10 枚以上でしたら再生産してもらえるとガスケットメーカーさんから確約をもらっています。もし必要な方がいらっしゃいましたらご自身で 10 枚以上のオーダーを取りまとめていただき、workshop(アットマーク)ogaeg.jp までご相談ください。枚数によって単価は変わりますが、最小の 10 枚(銅板ですと 5 セット分ですね)で製作した場合の単価は、ヘッドガスケットが 7,500 円前後、マニホールド用銅板が 2,300 円前後になると思います(2006/08 現在)。
ちなみに、ガスケットメーカーさんでの型の保管期限が 3 年とのことでしたので、型は oga-EG で引き取って保管してありますのでご安心ください ^^)